おはようございます!
本日は昨日の続きで、私の肝機能障害について書いてみたいと思います。
私は2019年に悪性リンパ腫が発覚してから抗がん剤治療と移植を経験しました。移植後1年ちょっと経過した今、体調は比較的落ち着いていますが肝臓が弱っています。似たような症状の方がいたら少しでも安心して欲しいのと何らかの情報として少しでもお役に立てればと思って、この記事を書いています。
昨日は「沈黙の臓器」と言われる肝臓が弱っている時に現れた症状などを書きました。ご興味ありましたらご覧ください㎜↓↓↓
では今日の部、スタートします!
先日、外来受診して主治医の先生と話をしてきたのでその話を中心に。
血液検査で注目すべき項目は?
「沈黙の臓器」ですから“肝臓が猛烈に痛い!”等の症状が出ることはほぼないため肝臓の状態を知るのに血液検査はとても重要です。
入院中は毎朝、今は外来通院のたびに血液検査をしています。その中で先生が注目している値がGOT(AST)、GPT(ALT) の2つです。
それぞれ何かというのを前に調べたので、良かったらご覧ください↓↓
「ご覧下さい」といいつつ ↑↑↑ から抜粋して引用します~ ↓↓↓
ASTとALTはいずれもとり入れた栄養素をアミノ酸に変換し、身体を動かすエネルギーに変える働きにかかわる酵素です。ASTの多くは、心臓と筋肉、そして肝臓に存在しています。ALTは、他の臓器にあまり含まれておらず、肝臓に多い酵素です。なんらかのトラブルで肝臓の細胞が破壊されると、ASTとALTが血液の中に流れ出します。
で、私の場合このASTとALTがずうーっと基準値より高い値で推移しています。一進一退・横ばいです。(血液の中に流れ出ているんだなぁ…)
↑のエントリーは10月末のものですが、あれから約3か月経ち改めて先生の判断を聞きました。
末梢血幹細胞移植をしてから1年経過してこの状態ということ、エコー(超音波)検査などで肝臓の状態を確認をした結果などから、「肝臓に病気があるのではなく、原因はやはり GVHD※ ではないか」とのことでした。
※GVHD=移植したドナーさんのリンパ球が私の正常臓器を異物とみなして攻撃することによって起こる免疫反応のこと
これにはホッとしました。新しい病気(肝炎とか肝硬変とか)じゃなくて良かった。(>_<) 実は先日エコーで肝臓に白い影が見つかったので詳しい検査がまだ残っていますが、おそらく心配ないという事なので…。
今後の治療方針
(私の場合です)
肝臓が病気ではないと分かったので、GVHDに対処する形で進めていくことになりました。加えて“肝臓を守る”のも大事です。
移植後1年以上経つので、本来であれば徐々に薬(ステロイド)を減らしていくのが理想だそうです。ゆくゆくは、ステロイドを飲まなくて良い生活になるように…。そう思っていたし、先生方もそこを目標としていたらしいのですが、私の場合はドナーさんの細胞が強く働いていて消化管に対するGVHDがかなり強めだそうです。中でも肝臓への影響が強いとのこと。そうなるとステロイドを減らすのは難しいそうです。
先生がおっしゃるには
・ステロイドはこのまま長らく(年単位で)飲み続けることになるだろう
・減量どころか増量する可能性もある
・でも今くらいの量なら副作用はそれほど心配ではないので、安心して欲しい
とのことでした。
理想は・・・
理想はもちろん、肝臓のすべての血液検査が基準値に収まって元気な肝臓を取り戻すことです!
そうなるようにドナーさんの細胞が落ち着くのを待つしかありません。
先生方がそこを目指して難しい調整をしてくださっているのを、毎回外来でお話を聞くたびに感じます。
私なんかのために検査結果のデータを見て頭を悩ませている姿を見ると、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
「命をつないでもらっている」「生かされている」ということを忘れずに、感謝の気持ちを持って、毎日過ごしたいなぁと思います。
長い道のりになりそうですがその道のりは幸せいっぱいのはずです。毎日、周りの人の温かさに触れて、(このブログのように、オンラインでも)人と交流が出来て刺激をもらって、なにか新しい発見があって、昨日できなかったことが今日できるようになって、明日はもっと良い一日になるだろうって思っていれば、いつかそこにたどり着くんだから^^
意識高くスーパーポジティブに締めくくってみました(*´▽`*)
最後まで読んでくださりありがとうございました。
どうぞ健康でよい1日をお過ごしください♪